福岡県大牟田市 大牟田熊野神社

大牟田 熊野神社
三笠神社

ご祭神

三池藩藩祖 高橋紹運公(性海霊神)、初代藩主 立花直次公(花岳霊神)、宋雲院(玉峰霊神)

創建

天保6(1835)年

ご利益

子育て・勝負事の神様

社格

三池藩鎮守 旧県社

三笠神社の御祭神は旧三池藩祖高橋紹運公、初代藩主立花直次公、宋雲院(紹運公の妻)の三柱です。高橋紹運公は筑前岩屋城・宝満城主として主家大友宗麟に忠節を誓い大友家を支え守り抜きました。紹運公は天正14(1586)年九州制圧をかけ北上する島津氏5万の大軍を763名で迎え撃ち、「一日で攻め落とす」と豪語する島津氏と14日間の戦国史上稀に見る激戦の末、玉砕しました(岩屋城の戦い)。紹運公の人柄は『高橋記』に「文武に通じ徳智謀達し、諸人に情深く忠賞も時宜に応じ私欲無く古今稀なる名将」と記されています。豊臣秀吉公は「乱世に咲く花」と紹運公を称え長男立花宗茂公に柳川藩を、次男立花直次公に三池藩を与えました。直次公は剣術に優れ柳生宗矩の門弟となり「新陰治源流」を開祖し、宋雲院は二男四女を産み温和な優しい人柄で家中より慕われました。
三笠神社は三池藩が移封となった奥州伊達郡下手渡村(福島県伊達市)で天保6(1835)年に創建されました。
後に、明治維新により三池藩が復封となり三笠神社は明治3(1870)年市内にご遷座、翌明治4(1871)年には大牟田市内の神社で最高の位である縣社に列せられ、明治29(1896)年8月現在地に鎮座されました。
以後、大牟田地域はもとより全国のご神徳を仰ぐ方々よりご参拝をいただいています。